抗生剤の適正使用

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政府が抗生物質使用量3分の2に減らす行動計画を決定

抗生物質が効かない薬剤耐性菌をめぐっては、抗生物質の過剰な使用を背景に増加しています。薬剤耐性菌が原因の死者は世界で少なくとも70万人と推計されていて、対策を取らない場合、2050年には、がんによる死者を上回る1000万人にのぼると想定されています。薬剤耐性菌への対策として、政府は抗生物質の使用量を2020年までに2013年に比べ、3分の2に減らす目標を掲げた行動計画を決定しました。


抗生剤は、細菌感染に対して有効な治療薬です。この薬のおかげで私たちは多大な恩恵を受けてきました。一方で「発熱の90%はウイルス感染症。ウイルス感染に抗生剤は無効」なのですが、実際の臨床の現場ではウイルス感染症に無効な抗生剤の使用が続いています。


抗生剤を頻用すると不利益なことがあります。抗生剤の頻用は耐性菌を作り出し、本当に抗生剤が必要な時の治療が困難になります。また様々な薬がありますが、副作用のない薬剤はありません。抗生剤も同様で、下痢、肝機能、腎機能障害、アレルギー反応といった合併症が起こりえます。


臨床の場で、感染症を診る医師に必要なことは、多くの発熱者の中から10%しかない細菌感染症者を見分け、必要な患者さんに必要な抗生剤を処方することです。鼻汁や咳の症状、耳・鼻・のどの所見、身近な方の感染流行の様子から医師は病気を鑑別しますが、実はウイルスと細菌感染症との区別は容易ではありません。これが臨床の場で抗生剤が頻用されている理由です。

この区別の精度を高めるためには、鼻汁や咽頭から採取した検体を使った迅速診断キット、血液検査が有効です。迅速診断キットには「溶連菌 プール熱(アデノウイルス) RSウイルス インフルエンザ マイコプラズマ ヒトメタニューモウイルス」があり、近年種類が増えてきました。また指先から採取した微量な血液を使った迅速検査で、白血球や炎症マーカーの数値がその場で判明するようになりました。


小さな乳幼児は抵抗力が弱いためウイルス感染をこじらせて、細菌感染症を併発することがあります。病状の変化に注意しながら、正確な診断を行い、必要な患者様に、必要な薬を処方することを心がけてまいります。


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