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小児耳鼻科

中耳炎・鼻炎など乳幼児から小児期特有の耳鼻科疾患の治療に力を注ぎます。またお子さんが怖がったりせずに受診ができて、お母さん、お父さんの不安や心配を無くすことができるクリニックを目標にかかげています。


<耳の反応を見てあげてください>

お子さんは自分から上手く難聴の症状を伝えることができません。ご家族が症状に気づいてあげることが大切です。


耳については、遊びの感覚でよいので、ささやき声で背後から声をかけて反応を見て、耳の聞こえが悪くないか注意してみてください。粘っこい鼻水が出ており、口で息をしているようなことがあると、耳に影響して中耳炎になっていることがあります。


小児耳鼻科領域で、ご家族が日頃気をつけてあげてほしいポイントを記載します。

  • お子さんのテレビの音量が大きい
  • テレビに近づいて見ている
  • 聞き返しが多い、返事をしない
  • いつも鼻がつまっている、鼻水が出ている、鼻風邪をひきやすい
  • 口をポカンと開けている
  • いびきをかいている
  • 不機嫌な時間が長い
  • よく扁桃腺が腫れて、熱をだす

難聴が見過ごされると、「私の話しを聞かない」、「いうことを聞かない」などの誤解の元になり得ます。上記の項目にあてはまる場合には、耳鼻咽喉科の診察をお勧めします。中耳炎の診断は難しいのですが、当院では鼓膜を拡大して観察するカメラ(鼓膜鏡)を用いて正確に診断いたしますし、保護者の方も耳の中の様子を一緒に見ることができますので、安心して治療を受けていただけます。


以下によくみられる「小児耳鼻科」疾患のご説明いたします。


耳垢栓塞

外耳道に耳垢がつまった状態です。耳閉感、難聴などが起こります。
耳かきで耳垢が奥に押しこまれているケースがほとんどです。

小さなお子さまでお自宅での耳掃除が難しいと思います、遠慮なくご相談下さい。


急性中耳炎

乳幼児の70~80%のお子さんが一度はかかります。数日前から鼻風邪をひいていて、
夜間に突然の耳の痛み・発熱で生じるケースが一般的です。
鼻風邪の影響で、鼻やのどの奥にいるウイルスや細菌が耳と鼻をつなぐ管(耳管)を通って、中耳に到達して炎症を引き起こします。鼓膜の内側には膿がたまります。


症状が軽い場合は、中耳炎の原因となっている鼻やのどの治療を行った上で、痛み止めを処方し、自然な回復力で治癒するのを3日間見守ります。
中程度の症状になると、上記に加えて抗生物質を投与する必要があります。熱が下がらない場合や鼓膜が腫れている場合は鼓膜にすこしだけ穴をあけ、膿(ウミ)を外に出して回復を促す場合があります。(鼓膜の切開は院内で行ないます。)
ただし、切開するとお子さんは恐怖心を抱く場合があるので、必要に応じて行うようにします。なるべく鼓膜に穴を開けなくても済むように、しっかりと治療を行ってゆきましょう。


急性中耳炎のお子さまの90%は治りますが、10%のお子さまは滲出性中耳炎へと移行します。耳の痛みがなくなっても、本当に治ったのか確認することも大切です。


滲出性中耳炎

鼓膜の奥に液体(滲出液)がたまる中耳炎です。液体がたまると聞こえが悪くなります(プールで耳に水が入ったような聞こえ方になります)。
急性中耳炎をしっかり治療しなかった場合に起こることが多く、他にもアレルギー性鼻炎やちくのう症の影響もあります。鼻をすする癖が原因となることも分かってきました。
症状が軽症の場合は耳管と呼ばれる鼻と耳をつなぐ管に空気を通す「通気治療」を行いながら、お鼻の治療もあわせて行います。症状の状態を見ながら、漢方薬の処方を行う場合もあります。
症状が中程度より重い場合には、鼓膜に少し穴を開ける鼓膜切開を行い、鼓膜の内側(中耳)に溜まった液を排出させる場合があります。

数か月間、これらの治療を続けると90%のお子さまは治ります。ただしなかなか治らないお子様が10%程度おります。アレルギー性鼻炎や2歳未満の幼児に多くみられる傾向があります。鼓膜にチューブを挿入し、鼓膜の中を乾燥させる処置を行います。院内でもこの処置は可能ですが、小さなお子さんの場合には連携病院に依頼するケースもあります。


ティンパノメトリー

当院では滲出性中耳炎に欠かせない、ティンパノメトリー(tympanometry:鼓膜検査)による鼓膜の動きの程度を調べる検査が可能です。鼓膜の内側にたまった液体の量を推測することが可能です。滲出性中耳炎の程度を評価することができます。


OAE(OtoAcoustic Emission:耳音響放射)

難聴はお子さまのコミュニケーションの形成や言語発達の面で大きく影響します。
難聴の早期発見がとても重要です。近年、安全で、短時間で検査が実施できる機器が開発されたため、乳幼児の聴力検査が簡便に行えるようになりました。
当院ではOAE(OtoAcoustic Emission:耳音響放射)を用いた検査が可能です。

具体的には、プローブ(小さな耳栓)を耳の穴にあてて自動的に測定します。痛みは全くありません。検査で反応があれば、最低でも40dB以上の聴力があるとされ、少なくともささやき声は聞き取れていることがわかります。


鼻づまり・鼻汁

<鼻づまりに要注意>

鼻に何らかの炎症をもつ人は人口の40%に及ぶとされます。鼻の粘膜が炎症で腫れ上がると、空気の通り道がふさがれてしまい、ひどい鼻づまりが起こります。乳幼児の鼻づまりはミルクの飲みが悪くなる、いびきや睡眠障害など重い症状を引き起こします。長期間の鼻づまりは集中力の低下や、小児の発達に悪影響が出てくることもわかってきました。


<鼻づまりの原因>

◆鼻風邪

ウイルスによる急性鼻副鼻腔炎のことです。短期間で治っていきますが、小さなお子さまは抵抗力が弱く、鼻風邪の鼻汁をほぼ毎月繰り返します。


◆副鼻腔炎(蓄膿症)

2週間以上続く、黄色~緑色の鼻汁は細菌感染が疑われ、副鼻腔炎になっている可能性があります。副鼻腔炎の鼻汁がのどに流れ込み、長引く咳の原因になっていることがあります。


◆アレルギー性鼻炎

透明の鼻汁が出てきて、くしゃみ、鼻づまり、鼻・眼のかゆみがあればアレルギー性鼻炎の可能性があります。春はスギ花粉、夏にはカモガヤ、秋にはハウスダスト・ダニが主な原因となります。


◆アデノイド増殖症

鼻の奥に位置しているアデノイド(扁桃腺の仲間)が大きいと、鼻の奥がふさがれてしまい、鼻づまりが常時起こってしまいます。いびきや中耳炎の原因にもなります。


<0歳児からできる小児専用鼻腔内視鏡 放射線被ばくの心配がありません>

鼻の中を詳しく観察すれば、鼻づまりの原因がわかります。乳幼児の鼻の穴は小さいため、鼻の中を観察するには専用の医療機器が必要です。当院では0歳児の鼻の中を観察することも出来る、小児用鼻腔内視鏡(ファイバースコープ)を導入しています。小児専用のファイバースコープは、お子さまの小さな鼻に合わせて、細くて柔らかな優しい構造をしています。この検査は放射線被ばくの心配はありません。また睡眠剤の投与も必要はありません。お子さまに負担が少ない検査です。正しい診断をつけてあげることが、お子さまのつらい症状の早期改善へとつながります。


<鼻づまりの治療法>

成長期の小児の鼻の手術はまだ一般的ではありません。当院では従来から安全性が確立されている内服薬による治療をお勧めします。また鼻汁吸引がとても効果的なので、クリニックで鼻汁吸引を受けて下さい。鼻風邪で症状が強い時には数日間は連日通われると良いでしょう。ご自宅用に市販されている簡便な人力の鼻汁吸引キットもあります。ただし吸引力が弱いことや、吸引するご家族にも感染するリスクがあるなど難点があります。頻繁に鼻づまりを起こすお子さまであれば、電動式の鼻汁吸引器の購入やレンタルを検討して下さい。推奨する電動式鼻汁吸引器は、当院に設置された医療器機と同等の吸引力であることを確認しております。実物がクリニックにありますので、見て頂くことも出来ます。


鼻吸引について

お子さんは自分で「鼻かみ」ができません。鼻吸引は「鼻かみ」の代用と考えてください。もちろん鼻をかんでも鼻の病気が治ることはありませんし、効果は一時的です。
ただし鼻吸引の後はしばらく楽に鼻呼吸ができます。午後に鼻吸引を受けていただければ、夜は楽に眠りにつくことができるでしょう。

当院では鼻の中をよく観察して、鼻汁が手前か奥かで器具を使い分けます。出来る限り柔らかく、刺激の少ない器具を準備しました。どの器具で行うかは、お好みもありますので、ご家族、お子さんとよく相談しながら選んでいきます。


急性扁桃炎

口をあけて左右にみえるものが扁桃腺(口蓋扁桃)です。お子さんでは扁桃腺は徐々に大きくなり、6歳頃に最大になります。その後は自然に小さくなります。
扁桃腺はリンパ組織です。免疫に大切な役割を果たしますが、感染をおこすという良からぬ面もあります。普段から扁桃腺には常在菌がいますが、風邪をひいたり、体力が低下すると常在菌が増えて、細菌感染による急性扁桃炎がおこります。悪さをする細菌の代表は溶連菌(A群連鎖球菌)です。この細菌はのどの痛みや発熱がつよく現れます。またリウマチ熱や腎炎の原因ともなります。当院では溶連菌感染症迅速診断が可能です。ペニシリン系やセフェム系の抗生物質がよく効きますので、定められた量の抗生物質を内服してしっかりと除菌しましょう。

ウイルスが原因で急性扁桃炎が起こることもあります。アデノウィルス感染症、RSウィルス感染症などの迅速診断を行います。これらのウイルスに効く薬はありませんので、自然の回復力でウイルスを退治することになります。その間は鎮痛解熱剤、去痰剤、咳止めの薬で症状を和らげます。


扁桃腺の手術

急性扁桃炎を頻繁に繰り返す場合には、扁桃腺摘出術をお勧めすることがあります。繰り返す炎症以外にも、扁桃腺が大きすぎて呼吸や食事に支障が出る場合、扁桃腺が原因で扁桃腺から離れた臓器に影響している場合も手術の適応があります。大人と比べるとお子さまは手術後の回復は早く、早期に食事がとれるようになります。術後の出血の合併症を避けるために、激しい運動を避けたり、硬いものを食べないようにしましょう。詳しいことは実際に手術する医師にお話しを聞くのがよいと思います。ご希望があれば、関連施設をご紹介いたします。



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