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患者の気持ち

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耳の中は普段、簡単に見ることができません。そのために診察にあたる医師には技術と観察力が求められます。また専用の検査機器が必要となります。

戸田耳鼻咽喉科では丁寧な問診と診察、必要に応じて検査をしながら治療にあたります。また患者さまの不安を取り除き、安心して生活を送って頂けるよう、積極的に十分なインフォームドコンセントをいたします。

以下によくみられる耳疾患のご説明をいたします。


耳垢栓塞

外耳道に耳垢がつまった状態です。耳閉感、難聴などが起こります。
耳かきで耳垢が奥に押しこまれているケースがほとんどです。

小さなお子さまでお自宅での耳掃除が難しい場合など、遠慮なくご相談下さい。


外耳炎

繰り返す耳かきなどにより、耳の穴の皮膚が炎症を起こし、痛みやひどい痒みが起こります。耳だれが出てくることもあり、著しくなると難聴をともなう場合も見られます。治療の基本はご自身で耳を触らないことです。しかし強い痒みがありますので、軟膏や内服で痒みを和らげます。


急性中耳炎

突然の耳の痛みや発熱、耳がつまった感じなどが主な症状です。
鼻やのどの奥にいる細菌が、耳と鼻をつなぐ管(耳管)を通って、中耳に到達して炎症を引き起こします。

症状が軽い場合は、中耳炎の原因となっている鼻やのどの治療を行った上で、痛み止めを処方し、自然の回復力で治癒するのを数日間見守ります。
中程度の症状になると、上記に加えて抗生物質を投与する必要があります。熱が下がらない場合や、鼓膜が腫れている場合は鼓膜にすこしだけ穴をあけ、膿(ウミ)を外に出して回復を促す場合があります。(鼓膜の切開は院内で行ないます。)
ただし、切開するとお子さんは恐怖心を抱く場合があるので、必要に応じて行うようにします。なるべく鼓膜に穴を開けなくても済むように、しっかりと治療を行ってゆきましょう。


滲出性中耳炎

鼓膜の奥に液体(滲出液)がたまる中耳炎です。液体がたまると聞こえが悪くなります(プールで耳に水が入ったような聞こえ方になります)。
急性中耳炎をしっかり治療しなかった場合に起こることが多く、他にもアレルギー性鼻炎やちくのう症の影響もあります。鼻をすする癖が原因となることも分かってきました。

症状が軽症の場合は耳管と呼ばれる鼻と耳をつなぐ管に空気を通す「通気治療」を行いながら、お鼻の治療もあわせて行います。症状の状態を見ながら、漢方薬の処方を行う場合もあります。
症状が中程度より重い場合には、鼓膜に少し穴を開ける鼓膜切開を行い、鼓膜の内側(中耳)に溜まった液を排出させる場合があります。
また、症状が重い場合は状況に応じて、鼓膜にチューブを挿入し、中耳内の換気を促す処置を行います。院内でもこの処置は可能ですが、小さなお子さんの場合には安全の為に総合病院に依頼するケースもあります。


慢性中耳炎

急性中耳炎を治療せずに放置していて、本来自然に閉じるはずの鼓膜に開いた穴が閉じなくなった状態です。耳だれ、難聴、耳鳴が起こる場合があります。

患者さまのご希望・ウミの状況を見ながら、院内で治療を続けるか病院を紹介するかを判断します。慢性中耳炎の治療には定期的に、かつ中長期間での通院が必要になります。また状況に応じて手術が必要になる場合があります。


難聴

突発性難聴、低音障害型感音難聴、メニエール病、音響外傷、聴神経腫瘍などがあります。耳鳴り、めまいが起こることもあります。突発性難聴は、あるとき突然に耳が聞こえなくなる病気です。初期に治療を開始すれば聴力回復の可能性が高まりますので、出来るだけ早めに(1週間以内に。出来れば数日以内)耳鼻咽喉科を受診して下さい。


耳鳴

「キーン」「ジー」などの音が鳴っていて、日常生活や就寝に支障をきたす状態を耳鳴症といいます。ある程度以上の年齢の方の5人に1人は耳鳴を持つとされ、耳鳴をお持ちの方の5人に1人が医療機関を受診されます。脳の異常をご心配されている患者さまにはMRIをお勧めしております。検査実施可能な施設をご紹介し、検査結果は当院でお伝えいたします。実は耳鳴の原因はよく分かっていません。そのために耳鳴の特効薬はまだありませんが、不愉快な症状を和らげるための様々は治療法が存在します。内耳の働きを改善する薬剤、日々のストレスが原因の場合には自律訓練法、抗不安剤が効果的です。漢方療法、音響療法などがあります。


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