TODA E.N.T. CLINIC
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ご相談・お問合せ TEL:048-441-8733

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PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)

院長からのメッセージ

私たちは耳の耳石器や三半規管に加えて、視覚、皮膚や筋肉から得られる情報(体性感覚)を脳がとりまとめてバランスを保っています。耳や脳にトラブルが起こると、めまいやふらつきが生じます。院長はめまい診療の専門知識と診療技術を持つめまい相談医として日本めまい平衡医学会の認定を受けています。丁寧な検査と的確な治療により、めまいからの回復のお手伝いをさせていただきます。

≫ めまい特集

PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)はこんな病気
持続性知覚性姿勢誘発めまいはこんな病気

めまいの約4人に1人は検査をしても原因不明が分からない、めまい症と診断されてきました。3か月以上続く慢性的なめまい症の約4割は持続性知覚性姿勢誘発めまい(以下PPPD)であることが判明しました。PPPDという病気は2017年に国際学会で新たに提唱され、内耳疾患(メニエール病など)や精神疾患(うつ病など)とは独立した機能性疾患(臓器には何も異常は無いにもかかわらず自覚症状だけがある病態)と定義されました。

PPPDは耳の病気や心的ストレスから身体のバランスを乱すことから始まります。バランスを補うために視覚や体性感覚が過剰に反応するようになります。このためスーパーの陳列棚やスマホのスクロール画面を見るといった刺激、歩く、電車に乗るなどの刺激でふらつきが生じてしまいます。

3か月以上ほぼ毎日続く、ふわふわするめまいが特徴です。歩行や乗り物で身体が揺れる、動くものや複雑な模様を見るなどの刺激で悪化します。うつ病とは反対に朝方に調子がよく、夕方にかけてふらつきが増悪する傾向があります。発症するのは50代を中心に20代から80代まで幅広く、特に不安症の方に起こりやすいようです。

持続性知覚性姿勢誘発めまいの診断

PPPD専用の問診票(The Niigata PPPD Questionnaire, NPQ)を活用し、点数が高い場合はPPPDの可能性が高まります。下記の問診票を用いて採点してください。

PPPDの確定診断は診断基準に基づいて行う必要があります。必要に応じて聴力検査や赤外線眼振検査、カロリックテストやSVVなどの平衡機能検査、CTやMRI、血圧検査や血液検査などが行われ、診断には手間と時間を要します。検査の詳細はめまい特集をご覧ください。

PPPD問診票

12個の質問にそれぞれ点数をつけてください。合計27点以上でPPPDが疑われます。
(0:全く大丈夫 2:時々影響する 4:影響する 6:常に影響する)

  • Q1 急に立ち上がる、急に振り向くなどの急な動作
  • Q2 スーパーやホームセンターなどの陳列棚を見る
  • Q3 普段通りに、自分のペースで歩く
  • Q4 TVや映画などで、激しい動きのある画像を見る
  • Q5 車、バス、電車などの乗り物に乗る
  • Q6 丸椅子など背もたれやひじ掛けのない椅子に座った状態を保つ
  • Q7 何も支えなく、立った状態を保つ
  • Q8 パソコンやスマホのスクロール画面を見る
  • Q9 家事など、軽い運動や身体を動かす運動をする
  • Q10 本や新聞などの細かい文字を見る
  • Q11 比較的早い速度で、大股で歩く
  • Q12 エレベーターやエスカレーターに乗る
持続性知覚性姿勢誘発めまいの治療

病気のことや治療について正しく理解していただくことが大切です。薬物療法では一般的な抗めまい薬は無効なことが多く、セロトニン(幸福感を促すホルモン)を増強するSSRIやSNRIという抗うつ薬が自覚症状を改善させることが分かってきました。より負担の少ない抗不安薬で対応する場合もあります。体内にセロトニンを増やすための食事療法や生活習慣にも取り組んでください。セロトニン合成に必要なトリプトファンやビタミンB6が多く含まれた食品を摂取しましょう。前庭リハビリテーションや認知行動療法がPPPDに有効であるとの報告があります。治療の詳細はめまい特集をご覧ください。

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