当院では食物アレルギー・喘息・アトピー性皮膚炎は治療対象外です。妊娠中の処方は16週以降を対象としております。アレルギー検査は6歳以上が対象です。
花粉症・アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、くしゃみと水性鼻汁、鼻閉を主な症状とする疾患で、風邪でもないのに突然鼻水、くしゃみ、鼻づまりを繰り返します。春のスギ花粉によるアレルギー性鼻炎を「花粉症」と呼んで分けていますが、春には他にもハンノキ、ヒノキ、シラカンバなどの花粉、夏にはイネ科の雑草花粉(カモガヤ、チモシー)、秋にはキク科の雑草花粉(ブタクサ、ヨモギ)が飛散しています。ハウスダスト(ダニ、カビ、ペットのフケ)などは、通年性のアレルギーを引き起こす原因になります。花粉が多く飛散する年は、新たに花粉症を発症する方も多い傾向があります。十分に対策してください。
花粉症・アレルギー性鼻炎の検査
アレルギーの原因物質を正確に特定することは治療方針を立てる上でとても重要です。アレルギーを引き起こす原因物質は人によってさまざまです。薬だけに頼らず、原因物質を避ける(抗原回避)生活をすることで症状をおさえることも可能です。原因物質は100項目以上が知られています。症状と関連が疑われる項目を13項目まで自由に選択し、血液中の抗体量を調べます。
薬物療法
お薬の効き具合や眠気などの副作用は個人差が大きいため、患者さんの体質に合ったお薬を選択するよう心がけています。最近は眠気がないお薬も発売されており、学生さんや車を運転される方にお勧めしています。お子さんや妊娠中(当院は妊娠16週以降を対象)や授乳中の方にも使用できるお薬がありますのでご相談ください。
舌下免疫療法
舌下免疫療法はスギ花粉症の根本治療と位置付けられています。スギエキスを毎日舌下に投与して、スギに身体を慣らしていきます。毎年スギ花粉症で悩まされている方にお勧めしております。