院長からのメッセージ
患者さんへの鼻についてのアンケート結果では、鼻づまりが日常生活で最も困る症状として挙げられました。仕事に集中できない、眠れないなどお困りの方が多くおられます。鼻づまりの原因としてはアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が多いのですが、他にも様々な病気でおこります。ストレスでも鼻づまりが起きることがわかってきました。さらに鼻づまりはいびきや睡眠時無呼吸症候群と深く関係しています。当院では鼻づまりの専用機器を導入して診断に努めております。お気軽にご相談ください。
鼻づまりの原因
- 鼻中隔弯曲症
- アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎(ちくのう症)
- 神経性(心因性)鼻閉症
- アデノイド増殖症(小児)
- 腫瘍
鼻づまりの治療
- 内服、点鼻薬
- 舌下免疫療法
- 手術
鼻づまりの検査
- アレルギー検査
- ファイバースコープ
- CT
- 鼻腔通気度検査
ファイバースコープ検査

鼻の診察にはファイバースコープが適しています。とても柔らかく、幅はわずか数ミリしかありません。事前に鼻の中を十分に麻酔して行います。検査自体は1分で終了します。鼻づまりの病気の多くはファイバースコープで診断がつきますのでお勧めしたい検査です。
鼻腔通気度検査
鼻の通りやすさを調べる検査です。鼻呼吸のスピードと圧力から抵抗値、つまり鼻づまりの程度を導き出します。鼻づまりを客観的な数値で表すことができる優れた検査です。
片方の鼻にノーズパットを入れて、口と鼻をマスクでしっかりと覆います。ゆっくりと鼻呼吸してください。鼻づまりの様子がリアルタイムでモニターに現れます。